昨日展示が終了しました。
短い期間に合わせて、時間を作って観に来て下さいまして、ありがとうございました。
東京からもわざわざ観に来て下さった方もいらっしゃいました。
ありがたい事です。
個展が終了して、片付けやら絵を買って下さった方への作品の梱包、配送など、やらなければいけない事があるのですが、今日は久しぶりに海まで行って、絵を波に晒して来ました。
前回6枚のパネルを繋ぎ合わせて、7メートルの絵を波に晒したのですが、失敗でした。
今回はその大きなパネルを分解して、真っ黒のカラーインクで塗り、波に晒しました。
今日は北西の風が強く、時々雨が降る空模様で、波も高くなかなか難しいコンディションでした。こんな日は波消しブロックの内側の、穏やかな波の浜でやるのが良いのですが、荒々しい波の往来を観ていたら,大波につい挑戦したくなり、波消しブロックの外側でやる事にしました。
引いては寄せる寄せる波を観察します。
何度か大きな波が砂浜を駆け上がります。
その後は大波よりも4、5メートルも低い地点で引き波になってしまいます。
遠くから白い波飛沫を立てながら、勢いの良い波がやってきます。今度の波は大きいぞと思うのですが、引き波に阻まれて失速して、うんと手前で引いてしまいます。
どんな時に大波になるのか、まるで予測がつきません。
そうこうしているうちに、絵を砂浜に置くタイミングが掴めなくなります。
ちょうど大縄跳びで、どうぞお入り下さい、と言っているのに、大縄に入るタイミングが読めずに、ためらう感じでしょうか。
どうににも、こうにも、今が良いタイミングか、そうじゃないのか?
よくわかりません。
次の瞬間、えい置いてしまえ、と絵を浜の真ん中に置き、次の波を待ちました。
次の波が大波でした。
画面の全部が水に浸かりました。
引き波に持って行かれないように、絵をしっかり掴んで踏ん張りました。
まあこんなもんです。
千円のカラーインクを4本分を塗ったのですが、一瞬の出来事で、終了しました。