色彩感覚

昨日の夜このブログに日記をアップしたのですが、何故か消えてしまい、同じ内容を再度書こうと思います。

僕は元々色遣いが苦手でした。
高校三年の時に名古屋の大学受験の為の美術予備校に通っていたのですが、先生からはお前の絵は色が汚いと言われ、また色彩センスは生まれ付きに持ったものだ、無い人には無いという話を聞いたりして自分の色彩センスに劣等感を持っていました。

それから色の本を読んだり、とにかくきれいな色に反応する、きれいな配色を探す習慣を付けるようにしました。身の回りにあるきれいな配色のグラフィックや、行き帰りに乗る電車の車窓に見える一瞬の色のきらめきや、落ち葉などの自然の配色など。いろんなものがきれいに見えて夕日に染まったビルの色陰の色がこんなに美しいんだと、気付くようになりました。

そんな経験を経て二年浪人して東京の予備校に通っていた頃、絵の講評で誰の絵の色がきれいかという話になり、僕の絵の色がきれいだと言われて嬉しかった事を記憶しています。それ依頼色遣いが自分の作品制作の一つの武器になったようです。

最近また色に興味が出て来て勉強しようと思っていまして、そんな過去の事を思い出しました。
今ぼくがこんな写真を撮っているのは、その当時きょろきょろしていろんな情報を仕入れようとしていたその目と、多感な時期に
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いろんなものを驚きを持って観察しようとしていた経験が、今の写真に結びついているんじゃないかと思われます。

写真は大塚のものです。


今週の30日が個展最終日になりますが、今週は予備校の方が忙しく、29(土)、30日(日)の二日のみ会場に在駐しますので、どうぞお気軽に声をおかけください。