昨日の夜から新潟市内には、霰のような、霙のような、雪とは言えない、水気の多い雪が降ってきた。
市内に雪は無かったが、きっと山に行けば雪が積もっているだろうと思い、五頭山に出かけた。
道路の除雪がされておらず、いつもの斜面までたどり着けなかったので、手前の駐車場で車を止め、制作場所を探した。
あいにく良い斜面が見当たらなかったので、平らな所でやることにした。
雪は今にも溶けそうな湿った雪で、絵に紐を付けてをそりのように引きずって作品を作った。
これから雪と雨の絵と集中して作品作りを続けよう。
三人からのメッセージ
今年は３つの大きなアイデアを、三人の画家から頂いた。
一つ目は、大学の同級生の古門君で、作品を商品として考える考え方、少ない時間の中で沢山のメッセージを頂き、とても参考になった。
２つ目は新潟のギャラリーの展示でお話出来た人で、「佐佐木實」さん。
いつもどんな作品が出来るかわからないと、ご自身がワクワクされているのが話していてこちらにも伝わった。
失敗かと思ったところから新しい作品が生まれるなんて、聞いていてワクワクした。
３つ目はギャラリー蔵織で展示していた、「深町めいしゅう」さん。
作品を作るのにどうしたら手を抜けるか、手間の掛からない方法は無いかと考えるのが普通なのだが、彼はあえてその大変な作業を売りにしていて、実際にその作品を見て驚かされた。
一年掛けて一つの作品を作る気力、情熱に驚かされた。
そしてそれを見る側が圧倒されるのに感じいった。
来る年には自分が光を放てる存在であるよう、努力します。
今後もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
ペンダントライト
今週は雨の日が多く、絵を雨に打たせたり。
一昨日は猛烈に風が強い日で、包帯を束ねて筆を作り、その先に墨をつけて「風」の絵を楽しんだ。
妻が今年限りで仕事を辞めたので、お祝いにペンダントライトを買った。
ライト一つで部屋の雰囲気が一変した。
退職祝いに頂いたお花をテーブルに並べて、夕暮れ時に写真を撮った。
このライトの下なら、料理が何でも美味しく見えそうだ。
冬の間この温かな光の下で、良い時間を過ごしたい。
冬に向けて
ここのところ暖かい日が続いていたけど、今日は一日中雨が降ったり止んだりの日だった。
夜には雪混じりになり、新潟の冬っぽくなってきた。
最近は、依頼されたことをこなしたり、整理したり来年に向けてあれこれと。
それと、プリンターインクで雨の絵の制作。
発色が鈍かったり、雨に溶けにくかったり、以前の水性インクと違うがそれはそれで良いものが出来るようにします。
雪が積もったら、また絵を雪に滑らせます。
虹の向こうに
新潟に来た時から応援してくださっている方の紹介で、仙台にあるお店に作品を
置いて頂ける事になり、今日は仙台に納品に行ってきた。
妻と二人高速バスに乗り、雨の降る新潟を抜けて、福島迄くると空は晴れていた。
宮城との県境付近ではまた雨が降り出して、
暗い空に虹が架かっていた。
仙台のお店では、作品を預けて、お店の方が新潟の出身だとの事で、共通のお話で盛り上がった。
暫くすると、連絡をしながらも、なかなか会えなくて進まなかった別のお店の担当の方が、たまたま仙台にいらしていて、お会いすることが出来た。
今回は具体的な約束は出来ないが、また声を掛けて下さるという嬉しいお話だった。
帰りの高速バスで飲んだビールが美味しかった。
こちらのお店で山口のカレンダー、ポストカード、絵がご覧になれます。
店内は魅力的な商品でいっぱいでした。
是非いらしてください。
今後の予定
個展が終わって、今は雨の絵を作っている。
雨の絵は、今迄カラーインクを使って制作をしていた。
カラーインクは紫外線に弱く、退色の問題があった。
最近インクジェットプリンターの染料インクを使っても、ある程度の作品が出る事がわかった。
９９９枚目の作品からプリンターのインクに切り替えた。
カラーインクに比べると、発色も鈍く、水に対する反応も少し鈍いが、退色しにくいのがありがたく、今後このインクを使って雨絵の制作を続けようと思う。
一昨日は、新潟にも雪が降り、さっそく一枚雪に晒した。
雨絵以外に今年の冬は雪の絵を沢山作る予定です。
一方でモチーフの描写を主体にした、具象の絵も制作するつもりです。
あれこれやりたい事があります、完成の度合が散漫にならないように気をつけます。
