橋のたもと

去年の今頃は、チビ黒の餌を食べにやって来るオス猫(ジミー)、を捕まえようと格闘して右手を噛まれ、右腕が腫れ上がってしまい、病院で手術をしてもらい腕に三角巾を巻いたまま根岸に写真を撮りに行っていたなあ。
とそんな事を考えながら今日も巣鴨から駒込を通って田端まで写真を撮り歩いた。昨日は池袋から大塚へ、大塚から巣鴨を抜けて駒込まで行った。気候が暖かいので、ついたくさん歩いてしまう。

話が変わりまして、写真は荒川にある橋から撮った写真です。ほぼ毎日この橋を通るのですが、日没の時にここを通るのはこの時が初めてで、丁度富士山へ夕日が落ちる季節で、たくさんのカメラマンがカメラを構えていました。
その橋のたもとに、ホームレスの人がテントで暮らしていて、たまに写真を撮らせてもらう。この間はその住人も撮らせてもらった。そのお礼ではないが、たまたま河原迄足を運んだ時に、その人にポケットにあったキャラメルを渡した事があり、喜んでくれた。良い笑顔だった。
橋の上から見ていると、時々テントの裏に大量の空き缶が山積みになっていて、突然無くなっていたりする。どうやら空き缶を集めてはお金に換えているのだろう。
街のあちこちから捨ててある空き缶を広い集めて街をきれいにし、テントで暮らす。なんてエコで、地球に優しい暮らしなんだと思うんだ。
地味だけど見習う所があると思うんだ。