個展初日

今日は、一日晴天で爽やかな風が心地良い、こんな日にはギャラリーなんかにこもって居なくて、何処か木漏れ日の美しい自然の中、足尾の山にでも登りたいものだ。

今日昼過ぎに何とか写真を貼付けたものの、まだ壁に鉛筆で印を付けっぱなしで、そんなのをきれいにしたりと、作業をしていると、以前石井ゆかりさんのイベントhosioriの時に取材に来て頂いた、フォトステージの永津さんが展示を観に来てくれて、その後いろいろな話をした。

永津さんは聞き上手で、話が弾んだ。
そのなかで、「ぼくの写真は、この写真はといえる一枚が無いんです。」と永津さんにいうと、「決定的場面、瞬間に出会わないとそれは難しいですよね」と言い、それもただ漠然と決定的瞬間を待っていても、駄目で。この場所のこの時間に良い場面が来るはずだ、と予想して待ったりする努力が必要という事でだ。
そこで僕が

思いついたのが、釣をする人で。
ぼくは昔から釣が苦手で、そんなにじっと待てないんだ、すぐに次の被写体に行ってしまうんだと言うと、知らないかもしれないが、釣って言うのはぼーっとしてるようで、案外忙しいんだと話してくれた。
竿を常に動かしたり、仕掛けを変えてみたり、状況や時間で場所を変えたりと、上手な人ほど忙しくしているといったような話で、感心してしまった。

写真は船橋です。昔は14号線の近く迄海だったんだそうです。そして、今は奇麗になったのが、以前は小さな飲み屋がたくさんあってごちゃごちゃした所だったそうだ。その頃の船橋が見てみたいです。