ていたらく

夏前から来年のカレンダーを造ろうと思って、花の絵をインクで描いては雨に打たせていたのですが、なかなか思うように行かなくて一時中断して、他の作品を制作していたのですが、ひとつき前からまたやり始めた。
だがもう10月も末、随分前から本屋やいろんな所で2013年のカレンダーフェアをやっている。
昨日の大雨にも3枚程当ててようやく完成が見えて来た。
それで原画を展示するギャラリーを昨日から探し始めた。
だがそれも急な話で、年内は予定が埋まっている所が多い。

そんななか、うちの近所にギャラリーがあるというので今日行ってきた。
殺風景な住宅街に、目の前に畑があり、民家の三階がギャラリーになっていた。
非常階段を登って三階に行くと、15畳くらいの部屋に白い壁に、展示された絵ときれいな花が生けてあった。
僕が今年新潟に来てギャラリーを探しているというと、オーナーさんは今年でギャラリーを閉めて新潟から引っ越すのだと言った。
このギャラリーが無くなるのは寂しいですね、とぼくが言うと、オーナーさんは8年前に手作りで改装して造った事、楽しい思い出が一杯あった事などを話してくれた。
僕もなんとなく切ない気持ちに包まれた。
人それぞれにいろいろな人生があっておもしろい事です。

しかし、エンジンが掛かるのが遅過ぎた。
ギャラリーは見つかるのだろうか、カレンダーは出来上がるのだろうか。