山に入る

昨日、夜空をみるときれいに星が見えた。
天気予報で良い天気だというので、関川村まで出掛けて写真を撮る事にした。
途中夜道を狸が横切り、危うく轢きそうにそうになった。
峠に車を停めて夜空を見ると、月は無くたくさんの星粒が瞬いて、時折流れ星が流れた。
そのまま車で一泊し、翌朝目覚めると空は快晴で、地形図で適当にルートを決めて、まずは道路を下って行く事にした。
途中山間の部落に立ち寄って、写真を撮り地元のおばあさんとお話をして、そのまま渓流を下って途中の斜面に取り付いた。
尾根沿いの道はあるような無いような、人が入って低木の下枝をはらった跡があり、比較的歩き易く広葉樹に混ざって大きな松が生えていた。
キノコ採りの道、兼獣道のようだ。
暫く進むとその道も途絶えて、低木が行く手を阻み、仕方なく全身で押し倒しつつ前に進んだ。
キノコはまだ少し早いがナメコとムキタケが生えていた。
家で少し食べるくらいのキノコを採ってきた。
山は紅葉のピークで一日中良く晴れて、木漏れ日の美しい一日だった。
帰り道道路に何かが落ちていて、みるとリスが轢かれて横たわっていた。
リスにも家族がいるのだろうかと、想像して切なくなった。