日向日陰

火曜日の朝新潟を出て、実家のある愛知県の岡崎市へ帰省し、先程再び新潟へ帰ってきた。
目的は、今迄描き貯めた雨の絵の多くを、実家の倉庫に保管していて、来年の一月の個展に向けて作品データの整理をしようと思い、撮影機材を積んで写真を撮ってきた。
余り遅くなると雪が降り始めるといけないので、このタイミングで行くしかなかった。
行きの高速は、長岡まで強風に、時折激しく雨が降り、走っているとハンドルが持って行かれ、ノロノロ運転で東京へ向かった。
水上を過ぎると空が晴れ渡り、爽快な気分になった。
翌朝は、東京で叔父夫婦を乗せて、第二東名で岡崎へと向かった。
この日も晴れて富士山は雪を被り、青空によく映えて美しかった。
実家では休む間もなく撮影をして、昨日は時間が出来たので葉の落ちた明るい冬の山を歩いて来た。
今日も道中晴れて車内はポカポカしていた。
長野と新潟の県境の飯山迄来ると、新潟方面の山々が雲に覆われていて、トンネルを越えると曇天に雨だった。
山に生える草木も、日向に育つものもあれば、北斜面の日陰に生まれ育つものもある。
それが当たり前のようにそこに暮らしている。