楽風舎

昨日で展示が終了した。
今回はいつもとまた違う感動を頂いた。
楽風舎は、造園業をされているオーナーさんが、20年前に事務所として建てた建物で、
憩いの場としてみなさんにも利用して欲しいと、数年前から期間限定で喫茶室としてみなさんに解放している。
建物の周りには小さな林があり、ブナ、ミズナラ、朴の木やいろんな木がうえてあり、
木の根本には可愛い小さな草花や、ツツジが咲いていたりして、木漏れ日が美しい。
そんな樹々に小鳥たちが集い、いろいろな鳴き声や姿を見せてくれる。
この森もオーナーさんが、一本一本植えて、20年が経ちようやく今の環境になったのだそうだ。
古民家の古材を使い建てられた、大きな建物の室内は天井が高く、伸びやかな気持ちにさせられる。
建物の右側にカウンターがあり、左側には大きなスピーカーが備えられていて、その時の空気に合わせてマスターが曲を選び音楽を聴かせてくれる。
その音がとても素晴らしく、心地良い。
何が違うんだろうと、家に帰ってラジカセを聞くが、がんばって音を出そうと低音がうるさくていけない。
つぎの日に言って一日中音の溢れる空間に居たが、自然な音の響きで心地良い。
ある日には富山ナンバーの車が停まっていて、富山から度々通ってらっしゃるらしい。
昨日の打ち上げには、東京から来られた方が、帰りの電車で一緒だったが、一度訪れたいと思っていた場所で、ようやく来る事ができて、マスターの人柄に感心して帰られた。
その人の話では、ここにあるスピーカーが日本に数台しか無く、ちゃんと聞ける状態になっているのは楽風舎だけだと言っていて、驚いた。
もともと、古町で時屋という有名な喫茶店をされていたという事で、コーヒーはとても美味しい。
と、そんな所に、6日間お邪魔して、写真を飾らせていただいた。
そして、マスターの皆に喜んでもらいたいという、おもてなしの心に感じ入った日々でした。
今回も多くの方に観て頂いて、うれしかったです。
どうもありがとうございました。