僕の従兄弟

従兄弟は、カリフォルニアに来てもう15年になるらしい。
こっちの会社に応募して、初年は無給に近い給料で働いていたそうだ。
それでもなんとかこの地で暮らそうとがんばって、今は会社のマネージャーという地位にいる。
アメリカの永住権も取得した。


そんな従兄弟に日本に帰りたくないか?
と聞くと、こちらの暮らしの方が断然良い。
と言い切る。
温暖なカリフォルニアの気候と、せこせこしていない寛容さが好きなんだそうだ。


僕がこちらに着いた当所は、文化の違い食べ物のや言葉の事など、戸惑う事も多かった。
従兄弟が、カリフォルニア自慢するのがよくわからなかった。
10日過ぎ、今は僕もなんとなくわかって来た気がする。


一昨日の夜車でデスバレーに向かい、昨日は一日砂漠を案内してもらい、砂漠の真ん中のキャンプ場で、2人酒を飲んだ。
そんな従兄弟を頼もしく思う。