合唱

今日は一日中、家で作業だった。
撮り貯めた写真をフイルムから、良いカットを選び、切り離して、プラスチックのマウントにはめて、それをコンピューターにスキャナーで取り込むという、単純作業だ。

お昼頃、「こんにちは〜、ごめんください〜」と女性の声が向かいの家でして、その後僕の所にこんにちは〜。

何かなと思ったら茨城の那珂湊から魚を売りに来たそうだ、ニュースで事情は聞いていたので、何があるんですか?
すると、トラックが来てご主人かな、おじさんが。

今日はさんまが食べたかったので、さんまありますかと期待していたのだが、冷凍のマグロと、シジミしか無かった。
それじゃあ結構です。と断ると、おばさんすぐに隣に声を掛けていた。
残念だな。

おばさんの総当たりに家々に声を掛けて回っている姿をみると、茨城の魚が売れなくて大変なんだろうなと想像出来る。

原発事故で状況が変わってしまったんだな。
以前ならこんな埼玉迄売りに来る事は無かったんだろう。
そんなおばさんの姿に、自分もがんばらねばと思う。

しかし、さんまがあればなあ、いや他の魚でも良いんだが、冷凍ではなく生きのいい魚が良かったな。

夕方、

スーパーでさんまを買った。
一匹は刺身で、もう一匹は明日焼いて食べようと思う。

家に帰ると、秋の虫の大合唱と、ヒグラシの声と、ツクツクボウシの声が一緒に聞こえて来た、ミンミンゼミは昼間鳴いていたけど、異質なハーモニーだった。

まだまだ暑い日は続くなあ。