ブラジルの鶏

今日確定申告を済ませて、なんだか一安心した。
経費を毎月ごとに計算していけばこんなに面倒ではないんだろうが、一年分溜まると面倒で、一年に一度の大掃除のようだ。

その後食材を買い込んで料理をした。
昔はまめにいろいろな料理をしていた。煮物やら餃子やらカレー粉を炒めてカレーを作ったりたくさんのレパートリーがあったと思うのだが、最近は寒いから腐らない事も幸いして、一週間分の鍋をまとめて作り毎日少しずつ食べる。
今日はポトフを作ったのだが、ちょっと離れたスーパーに鳥のもも肉が100g66円の店があり、そこで600g程を買って料理した。

もも肉を切っていてふと思う。600g程が丁度鶏の両足のもものサイズで、ありがたいと思いながら刻んでみるが、あまりに安い。
ブラジル産と表記されている。南国の赤土の台地に大規模な鶏舎があって、数を数えられない程のたくさんの鶏達が詰め込まれ、熱風の吹く中を押し合いながら一日に2度の食事を生き甲斐に暮らしている。
もし自分が食う為に鶏を飼っていたとしたら、餌を毎日毎日やって鶏のい健康に気遣い、ようやくの思い出育てた物を頂くわけだ。
きっと600gで400円なんて値段では手放せないだろう。またそんな事情を知っていたら、少々高い値段で買うのは仕方ないと考えるだろう。

でもついついそんな事に考えるよりも、少しでも安い値段で購入しようと思うのは仕方の無い事なのだろうか。