石巻へ

昨日一昨日で、奥さんと宮城の石巻に行って来た。
いつもお世話になっている、石井ゆかりさんのお手伝いをしようと、奥さんの提案で石巻一箱古本市というのに出掛けて来た。

行きに名取市閖上という所を車で通ったが、以前は田んぼや住宅があったのだろう所には今だに何も無く。津波によって打ち上げられた船が取り残されていて、その荒涼とした景色を目の当たりにして呆然として、言葉が無かった。
仙台の町は賑わっていた。東北一の大都市だ。牛タンを食べた。
牛タンのにゅるにゅるした食感がはじめてで、牛とディープキッスをしているような変な想像をした。

石巻の町は表通りを車で走っているぶんには、津波の跡は感じられなかったが、町を少し歩いてみると歯抜け状態の更地や、人が居ない廃墟や、大工仕事をして居る人などが目に付いた。
一年半が過ぎようとしているが、そう簡単に立ち直れるわけではない。まだまだ復興には時間が掛かるんだろう。

ぼくは石井さんの傍らで、絵とポストカードを並べさせてもらった。売り上げはさ細ですが、石井さんと一緒に寄附させて頂いた。
石巻からのお客さんも何人かいらして、震災の直後の町の写真を見せてくれたり、いろいろお話をさせて頂きとても楽しかった。
ほんの短い滞在でしたが、印象深い町でした。

また何かのお手伝いの機会があるといいなとおもいます。