神田

今日は自宅から自転車で20分の距離にある、草加市の松原団地に出掛けて写真を撮った。
昨日の夜飼っていた猫が交通事故でしんでしまった。彼がぼくの家を訪ねてやって来て、一年半だけどいろんな事があったと思い返しては涙が出て来て、朝迄寝る事が出来なかった。朝になって死体を撫でてやりながら猫用品を片付けて、裏の社のある小山の森の少し光の入る、東南の斜面に埋めてやった。部屋に居るとふと思い出すし、猫の鳴き声が聞こえて来る気がするのでどこかに出掛けよう、運動をしようと思い団地に出かける事にした。
松原団地は戦後の経済成長期に出来たマンモス団地で老朽化が進み、5,6年後には取り壊される計画があるそうで、アパートもトウモロコシの実を鳥に突つかれたように、空き部屋がまばらにあり、たそがれ時とあいまって物悲しい雰囲気だった。
これからもちょくちょく出掛けようと思う。
帰ってみると、いつもいるチビ黒が居ない、こんな気持ちになる日がしばらく続くのだろう。

写真は神田です。有楽町、東京と次々に新しいビルがたっている中神田は一昔前から大きくは変わっていない雰囲気がある。古い建物に照る照る坊主が吊る下げてあったのには、驚きと懐かしさを感じた。