かたり伝える。

昨日は地域の神社のお祭りだった。
うちの町内にも神輿が回って来て、集会所が休息所になるというので、朝からお手伝いに出掛けた。
夜には、喧嘩灯籠というのがあり、見に行って来た。
酒に酔った赤ら顔の男達が、かけ声と共に灯籠型の神輿を旋回させて、二体の神輿を白線の位置に付ける。
黒いハッピを着た集団と、赤いハッピを着たっ集団がおのおのに、押せよ押せよとかけ声が最高潮に達した時に、笛がなり神輿をぶつけ合う。
何が起こるんだろう、とワクワクしながら見ていると、黒いハッピの神輿がじりじりと下がり出す。
黒い法被の集団は、懸命煮にこらえるが、赤いハッピも真っ赤な顔で力んでいる。
やがて勝敗が決まり、また舞を踊る。
それぞれの町内がめんつにかけて、競い合うのは迫力があった。

今朝は登りを片付けるというので、また集会所にかり出された。
一仕事を終えてから、町内の人から昔の町内の事、昔の祭りのはなしなど聞かされる。
昔は棒で殴り合いの喧嘩をしていたり、自分の町内が負けていると瓦が飛んで来たり、といった話に聞き入る。
集会所に行く度に話題は違うが、新潟地震の話や、この地域の話など話題は様々ある。
こうやって昔の話を、新しい人達に受け継いでいったのだろう。
僕は未来の人達に、何を伝えていくのだろうか。