個展日曜日

一日中雪が降る、静かな1日だった。
朝起きると、網戸に雪が張り付き、世界が真っ白だった。
その後も降り続き、予定されていたギャラッリーコンサートの中止が決定した。
妻もぼくも、演奏者さんも、ギャラリーの方も準備を重ねて来たので、とても残念だった。
特に演奏家さんは、入念に打ち合わせをされて、演奏に鍛錬されていたので、無念にちがいない。
ギャラリーに着くと、ギャラリーの方が駐車場を雪かきをしていたが、どんどこ雪が降っていた。


午前中は誰も来なくて、ギャラリーの別棟で雪景色を見ながら、いろりを囲んでギャラリーの方と談笑した。
いつも見えているはずの鉄塔が見えなくなり、その手前の柿の木も見えなくなった。
今日は静かに暮れると思っていたら、午後にたくさんの人がいらっしゃった。
待ってましたと雪に絵を打たせる実演をしたら、皆さん喜んでくれてぼくもうれしかった。
家に帰る頃雪はやんで、少しだけ雲が赤くなっていたので、近くのマンションから新潟の街を写してみた。