英語ができない

昨日迄の暖かさで、この辺りの桜も八部咲きまで咲いた。


この桜と富士山を観に、この時期多くの外国人の観光客が河口湖にも訪れるらしい。
実際湖の周りや、スーパーに行っても多くの外国人をみかける。
話す言葉も英語に限らず、フランス語、ドイツ語、スペイン語、よくわからない言葉、インドの人、多いのは中国からの観光客。
ホテルも例外ではない。
半分、又は半分以上が、海外からの観光客だ。
こなさなくてはいけないサービス量が多く、ネを上げそうなのに、言葉の問題迄もある。
「ローストビーフと豚の赤ワイン煮と、どちらになさいますか?」
出来る人にはたいしたこと無い英語でも、僕にはまごまごして、メニューを見せながらの身振り手振りで大変だ。
僕の妻は英語が出来るので、寮に帰って電話をして何て言ったら良いか聞いて、次の日使ってみる。
帰ってまた妻に「しょうしょうお待ち下さい」は何て言うの?とのび太君がドラえもんにせがむように聞いてみた。
簡単なフレーズだから直ぐに返事が来るだろうと思っていたが、妻はなかなか答えなくて「どんな場面出使うの?」と聞き返された。
「どんな場面って、そんなのいろんな時にたくさん使うでしょ、お水を下さいと言われたら、少々お待ち下さいと」少しイラッとすると。
「イライラしてるでしょと妻に怒られ」お互いに電話を切った。


次の日に妻から長文のCメールが届いた。
「雇われる時に英語ができるか、問われなかったし、出来なくても僕の責任じゃない。そんな事で悩んでると大変だから、いっその事日本語で通したら?
わかろうとしてくれる人にはちゃんとわかると思う。」というような内容だった。
それもそうだなと納得した。


次の日8時からの部、ぼくの受け持ちの3組のお客さん10人が全て外国人だった。
でもめげることは無いと、大きな声で日本語で説明していった。
すると真ん中のテーブルの中国人に、「スピーキング、イングリッシュ」と言われた。