昨日来てくれたお客さんが、僕の写真を見た後、ずっと何か言いたげな様子で、待っていると「何で写真を撮っているんですか？、色んな表現のある中で」と言われ
とっさの事で「絵だと表出するのに時間が掛かるけど、写真は撮ってすぐ図像が見れるので簡単だから」とぼくは安易に答えてしまった。
その後もその方は納得がいかないらしく「この写真を撮る時ののコンセプトは無いのか？」と聞かれ、ぼくはとっさに「音楽で歌詞を決めてからメロディーを浮かべるのと、先にメロディーが浮かぶのとあるように、ぼくは先にメロディーをうかべるんだ」というような答えを言ったのだが、その方は多分釈然としない感じだったんだろう。
その後もなんでそんな質問をされたのかなあ？と僕の頭の片隅にあって、その方にお話を聞いてみれば良かった反省した。
その人にとって、この写真展になにか引っかかりのある事だったんだろう。
ぼくにとっても、写真を撮っている意義、方向性のヒントになったかもしれない。
展示も今日、明日とあと二日になりました。
せっかく塗った黄色いペインティングも、見納めになると思うと、ちょっと寂しいです。
写真は亀戸のものです。
