回想

昨日も今日も最高に良い陽気で、カメラを持って歩き回るのにはもってこいなところですが、新潟から帰って来て展示後の仕事がたくさん残っていて、今日もスキャンとお礼状作りです。
しかし、良い天気ですね、総武線の取材か、どこか行きたいです。

実は今回の新潟行きで、素敵な女性と巡り会えまして、その人といろいろお話するうちに思った事がありました。
自分がどうしてこういった視覚的な物を生み出す仕事を選んでこの道を歩いているのか?

それはぼくの幼児期の体験が強く影響しているよな気がするんです。
と 言っても小さい頃の記憶なんて、ほとんどおぼろげでハッキリとしたものは何も無いのですが。

ぼくの父は靴を作る職人で、名古屋にある会社から送られてくる婦人靴のパーツを縫い合わせたり、張ったりして組み立てる仕事をしていました。
父は責任感の非常に強い男で、僕たち家族をなんとか守りたい一心で、日曜日も休む事無く毎日毎晩年がら年中、ずっと働いてくれてました。
母親は父と一緒にその仕事を手伝っていましたので、家事をやりながらの仕事の手伝いはもっと大変だったと思います。

そんなわけで幼少期には、親の目に届く所に寝かされて、ほとんど構ってもらっていなかったようです。
ぼくは兄との二人兄弟なのですが、両親は二人ともおとなしくて手間のかからない子だったと言ってます。
その寝かされて居た証拠でもあると思うのですが、兄と僕の後頭部は絶壁です。いや単なる体系的な遺伝かな?

そんなこんなで、今でもコミニケーション能力は欠如した部分があるんですが、ずっと天井の木目でも見ていたんでしょうか、視覚に対する好奇心と欲求が強く、そちらの能力が発達して行ったんだとおもいます。
一時はそんな親に文句も言いましたが、今ではほんとに感謝していまして、自分が成るべくして歩んだ道なのでしょう、あるいは自分を自然とそういう方向に誘ってくれたのかもしれません。


今日はそんな所でまた回想の続きを書こうと思います。
掲載している写真は
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寒い日が続いた雨上がりの日に、新潟で撮った写真です。(スキャンしたてです。)