うど

5、6年前かもう少し前だろうか、山でウドを採って来て、一本を食べてもう一本は自宅の庭に植えたのが、根付いて大きくなりまして。
しかし、植えた場所が、裏山の樹々の陰になる場所で、植えた後に気付いたのですがまあ仕方ないと成長を見守っていました。

それから毎年春になると芽が出て来て、一昨年からもう一株、陽に近づいて生えて来て、日陰でも必死に生きている姿に元気づけられる思いでした。

それがある日帰ると、留守中誰かに二株共に芽を摘み取られていました。気候も暖かくなりこれから伸びるぞという時だけに哀しい出来事でした。

次に生える芽が見当たらないのでどうなるかと心配だったのですが、そんな気持ちをよそに、新たに出た芽が以前にも増して成長して大きくなって来ました。
ちょっとした事でめげてしまう自分なんかと比べて、切られたからこそ更に逞しく生きる自然の逞しさ、偉大さに感動しまた。


写真は、急に暗くなった空模様で、少し前に急に涼しくなって風が強くなり、雨がぱらついてきた時の写真です。
車を運転中信号待ちに撮りました。