新潟生活6

昨日の事、彼女を迎えに行って家に着く車の中で、「家に

帰ったら驚いちゃうよ」と言い伝えた。
彼女は何があるの、どうしたの?と聞き返して、不安半分期待半分の様子だった。

家に入ってベランダを見た彼女の表情は一変して、大げんかになった。

家主の居ない間に何の相談も無く勝手にやった事への彼女の怒りと、安全が完璧ではないかもしれないのに、ベランダに猫を放し飼いにした事。

確かにぼくが悪いと思う。
でも実際に猫達はベランダに出て、陽が射すとのんびり寝そべったり、手すりと同じ高さに作った箱の上に乗って、初めて見る階下の風景をずっと眺めていたりした。
自分としては良い事をしたと思っていたんだ。

そんな緊張状態が一日続いて、昨日は設営した網を取り除いて、荷物をまとめて帰ろうと思っていたところ、もう少し安全が確認が出来る迄そのまま設営しておいてくれと彼女からメールが入った。

寛容な彼女で良かった。