野グソの習慣

対馬のほとんどは、下水が整備されていない。

島1番の繁華街にあるホテルに泊まった事があるが、そこですら汲み取り式トイレだった。

島ではバキュームカーが走っているのを良く見かける。

バキュウムカーの運転手は給料が良いらしく、宿の主人によく勧められる。

 

ペンションに来てしばらく、良いうんこが出なかった。

ある日林の中で用を足したら、良いのが出た。

それから野でする習慣が付いた。

毎日違うところに出かけて、フンをする。

今日はどこでしようかと考えるのも楽しい。

朝日を浴びた木々の美しさを鑑賞しながら、踏ん張る。

糞をするとすぐに蝿が集り、みるみる4、50匹も集まってくる。

そんなところからも自然の豊かさが見て取れる。

たまたま2日前に糞をした所を見てみた事があるが、トイレットペーパーだけを残して跡形も無くなっていた。

人のうんこはどうやら美味しいらしい。

汚いと思われるかもしれないが、誰でもうんこをするし、たまたまそれがトイレではなく、森の中だというだけだ。

自然に優しい行いだと勝手に考えている。

紫陽花の季節