10/19足尾

朝霧の中を出発する。
人の行き来が少ないんだろう。尾根には大抵シカの通り道が適当にあり、獣道なのか登山者の為の道なのか紛らわしい。
そんな、迷う登山者が多いのだろう、道の脇の樹々に赤い色で塗られたアルミの板が、幹に金具で打ち込まれている。
それが霧の中では結構役に立ったが、まったく木のない所もあり、その木が紛らわしい所にあったりして、何度か迷ってしまった。

昼前には霧も晴れて、ある尾根を下った所の眺めのいい所で、昼ご飯と共に休憩ついでに濡れたテントやシートを木に掛けて干した。
眺めのいい所でご飯を食べるのは実に気分が良い。

その後、下って沢に降りたのが4時頃で、そこから延々沢沿いを靴を脱いで何度も川をまたいで、そのうちに日が暮れて崖崩れがあったり足場の悪い山道を車迄辿り着いた時には7時になっていた。

途中山を振り返って、山の神様に無事に帰れた事を感謝した。

自然の中だと、突然の出来事や、予定通りに行かなかったり、道を間違えたり、いろんな事が起こる。そんな時にそこからの思考やリカバリーが大事で、まさに人生の小さなシュミレーションかもしれない。
またいずれ機会があれば、トライしたいと思う。

新潟の展示の撤収作業は大変だったが終わった。撤収当日背景の紙を止めていた両面テープが取れずに、粘着部分が残ってしまい、必死で取るが
はかどらず、事務局の人が見回りに来てくれて、ついでに手伝ってくれた。こんなイライラする仕事を手伝ってくれるなんて、ほんとにありがたかった。この日には終わらず、結局昨日の夜も作業をしたが、無事撤収する事が出来ました。
遠くからわざわざ観に来てくれた皆様何度も足を運んでくれた方々どうもありがとうございました

%7C%7C]