新潟生活2

今日は新潟も午後からしっかり晴れました。新潟に来てからずっと曇ってばかりでしたが。

昨日の続きです。

パジャマ姿で置き去りにされ6時半とまだ早いので、とりあえず非常階段に座っていろんな事想像してみる。
お金が無くて何にも無くて、彼女が帰って来るまで一週間以上、待つなんて・・・
川口までどうやって帰ろうか、いやいや中に居る猫たちが腹へって死んじゃうかなとか、マイナスイメージばかり考える
管理人さんが8時半くらいに来て掃除をしてくれるので、それ迄待って事情を説明しようと決める。
夏だけど雲に覆われて、半袖のパジャマでは風が冷たい。

ようやく管理人さんがやって来て事情を説明すると、自分は鍵を持っていない、不動産屋に行ってくれと言われて、そのまま不動産屋に行ってみると、中に60位の男性が座っている、ドアを開けて勢い良く事情を説明しだす。
話をしながらチラチラと彼の表情を見るとゴクリとつばを飲む仕草がたびたび見られて、なんかおかしいぞと思いながらも説明し終わると。
契約書にあなたの名前も無いし、どういう関係かわからないので、お伝えできません。

ぼくはこのままだと、どうにも困っているので、なんとか彼女の番号を教えてくれるか、彼女に確認の電話を入れて欲しい。

と頼んだんだが、教えてくれず、警察に行ってくれと言われる。

怒りたかったけど、警察に行く事にする、警察でもアーダコーダ言われたら大変だなあと思いながらも、小雨の降る中、パジャマのままで離れた交番に行ってみる。

中にキャイ〜ンの突っ込みの方の人を優しくしたようなおまわりさんが居て、ボクがお早うございますと言ってドアを開けると、「どうしました?」と熱心に話を聞いてくれた。

わかりました。と彼女は防犯登録された自転車をお持ちですか?とそこから携帯電話の番号を調べるらしい。

残念ながら、家の電話しか載ってなくて、次に生年月日とフルネームを聞かれ、えっと〜っと多分と答える。

また調べてる内に、僕の両親が彼女の番号を知っているのをふと思い出して、おまわりさんに話すと、じゃあ電話してみましょうと、電話を掛けて父親に繋がり、彼女の番号を聞いて、彼女の携帯番号におまわりさんが電話をして、僕との関係が確認出来て、僕に変わり彼女と話す事が出来て、鍵の在処もわかり、無事に部屋入る事が出来ました。

おまわりさんは、「困った時はお互い様ですから、今度うちらが困ったら助けてください」といってくれた。
スマートな言葉だったが、簡単に言えない言葉だろう。
ありがたかった。

彼女に聞くと、その不動産屋、ちょっと心配になったのか、彼女に電話して、彼女の保証人の彼女の両親に迄電話したらしい、当人が困っている事よりも、自分の保身のが大切だったのだろう。

マンションに行くと、彼女の両親が車で来てくれて居た。


自分も相手が困っている時親身にならなくちゃあいけないと、考えさせられる事でした。

僕自身も日々他人に無関心で居る事が多いと、反省します。

その日の昼においしいパンを買って、お世話になった交番に行くと、その人は居なくて、変わりに他の駐在さんに渡そうとすると、こういうのをもらわない事になっている、お礼を言っていたとちゃんとお伝えしますと言われた。

ありがたいことです。