4つのルーツ

みなさんに書いてもらった芳名帳の住所の整理が、まだ続いている。

今迄は買って来たラベルシートのテンプレートに、ただ住所と名前を書き込んで保存していたのだが、それだと打ち込む名前が重複したり、あいうえお順になっていないので、ある人の住所を探そうと思っても何処にあるかわからず、それを探すのに大変な労力と時間が掛かってしまっていた。

それで、宛名職人というソフトを使って住所録を整備しようと始めたのだが、これが使い勝手が良いのか悪いのかわからず。
上手くいかずにぶつぶつ言いながら仕事をしていたが、ようやくなんとか整理が付きそうに成って来た。

個展をして色んな人に会ううちに、自分の中にいろんなキャラクターがいるのに気付く。
明るさや、せつなさや、やさしさや、意地の悪い自分、物事に悪態をつく自分などなど。
思うに、自分の両親のまた両親(父方のおじいさん、おばあさん、母方のおじいさん、おばあさん)からいろいろな性質を受け継いでいて、それが今の自分の核になっているのかもしれない。

父方のおばあさんは良く知っている。
彼女は98迄生きて、テレビも見ない、とても質素で着飾る所の無い、欲の無い人だった。胃が丈夫でご飯を良く食べた。

母方のおばあさんは少し知っている。
しゃがれ声で、節分に大きな部屋を真暗くして、お菓子を撒いて、子供大人みんなで手探りでお菓子を拾うのだが、おばあさんがほとんど取ってしまい、子供心にがめつい、あるいは意地悪な印象があったが、多くを知らない。
彼女はタバコが好きでガンで亡くなった。

両親ともおじいさんは、僕の生まれる前に亡くなってしまったらしい。
どんな人だったんだろう?と思う。